2025年9月24日より2025/26シーズンの新型コロナウイルスワクチン、インフルエンザワクチンの予防接種を開始致します。定期接種(市町村から費用補助あり)、任意接種いずれも随時予約を受け付けています。コロナウイルスワクチンのヌバキソビット以外は、予約なしで当日に接種することも可能です。

接種をご希望の方は、受付又はお電話でお申し出ください。定期接種の方は接種日は必要書類の持参をお願いします(定期接種の方の必要書類、費用はお住まいの各市町村にご確認ください)。

帯状疱疹ワクチンの定期接種も行っております。予約制ですので事前にご連絡ください。

<コロナウイルスワクチン>

新型コロナウイルスは、年々新しい型に変化しながら流行が続いております。

2024年~2025年の国内多施設共同研究で、ワクチンを接種した65歳以上の方は発症率が約52.5%低下、60歳以上の入院予防効果が63.2%と報告され、ワクチンの発症予防・重症化予防効果が示されました。

今年、当院では、ファイザー「コミナティ」と武田薬品「ヌバキソビッド」の接種が可能です。コミナティは予約なしでも接種可能です。ヌバキソビットは予約が必要です(同日に2名接種するので日程調整が必要です)。

<インフルエンザワクチン>

インフルエンザワクチンは、保存剤を含む製品と含まない製品の2種から選択していただくことができます。どちらも予約なしでも接種が可能です。

安全性に関しては、両者とも大きな違いはないと考えていますが、保存剤に対してアレルギー反応を生じる方がいるため、アレルギーの多い方やアレルギー反応が懸念される方には、保存剤を含まないワクチンを勧めております。

 ■インフルエンザワクチンに含まれる保存剤とは

インフルエンザワクチンには製品により細菌の繁殖を防ぐ目的で保存剤(チメロサール)が添加されています。含有量は極微量で、安全性が確認されています。

 医薬品医療機器総合機構(PMDA)が公開している保存剤(チメロサール)に関する報告書では、接種後に局所の過敏反応(腫れ、発赤)などが時にみられるものの、保存剤を添加しない場合の病原体汚染によるリスクと比較すると、チメロサールにより起こるかもしれない有害反応のリスクは妊婦・小児も含め相当に低いものと考えられる」と報告されています。

 インフルエンザワクチンに含まれるチメロサールは、0.004~0.008mg/mLと極少量で、産婦人科診療ガイドラインでも妊婦に投与した場合の胎児への影響はないとされています。

<帯状疱疹ワクチン>                                                     

不活化ワクチン「シングリックス」、生ワクチン「ビケン」の接種が可能です。

年齢によって、各市町村が定期接種として費用の補助を行っているところもあります。どちらを選べば良いか迷うときは、医師・看護師にご相談ください。

接種は予約制です。事前にご連絡ください。